スマホでも手軽に撮れるパノラマ写真。でも一眼で撮った写真をつなぎあわせたり、細かな編集をするなら専用のアプリ・ソフトが必要です。
お勧めは、もちろん機能が充実した有料ソフトですが無料のものもあります。
パノラマ写真っどうやって作るんですか?
写真をつなぎ合わせる必要があるので【パソコン】で編集します。
このつなぎ合わせる作業を【スティッチ】と呼びます。
いかにスムーズにつなげるかがパノラマ編集で一番大事なところです。
パノラマ写真製作 無料アプリ 紹介
ますは無料のソフトを紹介します
無料ですが、十分に使えますよ。
AutoStitch
AutoStichは画像を選ぶだけで自動でパノラマ写真を作ってくれくれます。
細かな編集はできません。編集後に明るさを変えたり、インスタ風のフィルターをかけることはできます。
特徴
- 画像を選ぶだけで自動でスティッチ
- コントロールポイントや投影法は選べない
- 書き出せる画像はJPEGだけ
- 完成画像のクオリティは良い
- 日本語対応
- MAC版 /WINDOWS版
コントロールポイントって何ですか?
重なりあった写真の〈どこ〉と〈どこ〉をつなぎ合わせるかを決めているのがコントロールポイント。編集ソフトが〈良い感じ〉に決めてくれますよ。
でも、たまに上手くいくないこともあります。有料版ではコントロールポイントを自分で編集できますが、無料版のソフトでは編集できないことが多いですね。
投影法は?
「投影法」を変えるとパノラマ写真の見た目が変わってきます。
撮影した写真の範囲や角度によって最適な「投影法」を選ぶ必要があります。
通常はアプリ側で最適なものを選択してくれます。
「投影法」の種類はたくさんあるのでまた詳しい記事を今度書きますね。
※ 「パノラマ投影法」 の記事を執筆予定
Microsoft ICE
Microsoft ICEはマイクロソフトの『映像メディア研究部門』が提供しているソフトです。
スタンドアローン(ソフト単体)でも使えますがフォトショのプラグインとしても使えます。
ギガパノラマの製作も可能です。
画像のつなぐ順番も任意に変えることができます。
現在では開発は終了しているようです。
ICE= Image Composite Editor
特徴
- 投影法が選べる
- コントロールポイントは選べない。
- マニュアルモードがある
- 動画からパノラマ写真が作れる
- フォトショップのプラグインとして使える
- かなり細かな編集ができる
- 書き出しフォーマット: JPEG, JPEG XR, PSD, TIFF, BMP, PNG
- 日本語対応。WINDOWS版のみ
バージョン2になって格段に使いやすくなりました。
無料なのでまずは使ってみてはどうでしょうか?
「初めてのパノラマ編集編」で詳しく解説してますよ。
パノラマ写真製作 有料アプリ紹介
無料版でパノラマに興味を持ったら有料アプリを検討しましょう。
PTGUI, PTGUI Pro
PTGUIはオランダ産のパノラマ編集ソフト。
パノラマソフトとしてクオリティと安定性・編集機能が抜群。
まさにパノラマ製作を本格的に取り組んでいる方御用達のアプリ。
パノラマ製作に関することなら全てのことができるといっても過言ではないでしょう。
なんかちょっと難しそうですね~。
最初は必要最低限の機能を使うだけでOKですよ。私も
ほとんどのケースで【自動モード】しか使っていませんよ。
メニューで日本語も選べるようになりましたよ
特徴
- 通常版の「 PTGui 」と上位版の「 PTGui Pro 」の二種類が ある
- パノラマ業界のスタンダード的アプリ
- 高画素のRAWファイルをそのまま処理できる
- 20年の歴史と着実なバージョンアップ(現在V11)で機能も充実
- オートモードで初心者も安心
- 画像処理スピードが速い
- 値段が高いのがネック:通常版(15000円)。プロ版(30000円)
現在 PTUGUI使用法の記事を執筆中です!
近日公開なので少々お待ちください。
追記:2021/4/9
最新版 バージョン12 がリリースされました!
Kolor / Autopano Pro, AutoPano Giga※
※お勧めソフトだったのですが、 2018年に会社清算で廃版になりました。
最近廃版になった老舗パノラマソフト。
画像処理はPTGUIより時間がかかりますが、その分クオリティが秀逸でした。
PTGUIの自動処理でうまく行かないときでも、AUTOPANGIGAではうまくいくこともあるので
重宝していただけに残念。
体験版はまだ※サイトに残っているので興味のある方は今のうちにDownLoadすることをお勧めします。
※2020/04/18時点
パノラマ写真作成のソフト紹介 :写真編集アプリ編
Adobe Lightroom Classic
すでにLightroom Classic を使っているなら簡単にパノラマ写真を作ることができます。
専用パノラマソフトのようは細かな調整はできませんが、大抵のケースで良い結果を得られるでしょう。アップデートも頻繁にあるので今ではかなり使いやすい機能になっています。JPEGやTIFFにコンバートすることなくRAWベースで処理してくるのも嬉しいですね。
パノラマ合成した写真をRAWで調整できるのもGOOD。
Adobe Photoshop
写真編集ソフトの定番フォトショップにもパノラマ機能は内臓されてます。
合成のアルゴリズム(癖)もLightroomと同等と思われ合成結果もほぼ同じです。
ただ同じ画像を
両方使った私の印象では
「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能でパノラマ写真の周辺にできてしまった空白部分を埋めれるのもナイスです。
まとめ
アプリだけで沢山あるんですね~。結局何を選べばいいのかな?
そうだね。ミクちゃんはAdobeのLightroomを使っているから、まずはLightroomを使ってパノラマ製作に慣れるたらどうかな。
僕はWindowsの無料の【Microsoft ICE 】を使ってみるよ!
まずは【Lightroom & Photoshop】 でパノラマ製作に慣れるのが良いでしょう。
ソフト単体で無料のものは 【Microsoft ICE 】 が安定しています。
本格的にパノラマ製作に取り組みたい方は【PTGUI Pro】一択になります。
ただ、どんなアプリを使っても元となる写真がしっかり撮影できていないと合成結果がうまくいきません。
高性能なソフトはラフに撮影した写真も“パット見”良い感じにつなぎ併せてくれますが、よく見ると細部に問題があることが多いです。
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