今こそ憧れの超望遠Fマウントレンズをゲットするとき
Zレンズ絶好調ですね!
特に最近は望遠・超望遠域のZレンズが続けて発売されています。
Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sを皮切りに、NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S、
そして超高価なNIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S!(実売価格¥1,787,500)
しかし、どれもこれも最新Zレンズ! まだまだ高価、ずーっと高価(TдT)。。。おいそれ!とは購入できない価格です。私のように望遠・超望遠に憧れつつ、使用頻度が少ないカメラマンには手が出せないレンズです・・・。
しかし ここだけの話ですけどね・・。かつて憧れつつ手が出なかったNikkor Fマウント高級レンズが中古市場では超お買い得価格で販売されているんです!
特にFマウント後期の「E」レンズはZレンズに迫る描写!これはお買い得!
Zレンズに拘る必要は全然ないんです!
ということで今回手に入れたのは300mm F4e。今中古市場がかなりお買い得!
圧倒的高画質単焦点の300mm! しかも めちゃんこ軽い!! (Z7にFTZ経由で装着して実測1564g)今回は合わせて旧型1.4倍テレコン1.4(TC-14EII 1.4x)も購入しました。
天王寺動物園
撮影地紹介です。
大阪名物通天閣の見えるSHINSEKAI(新世界商店街)を抜けるとそこはもう動物王国、天王寺動物園です。阪神高速道路の高架下にゲートがあるなんて最高にいかしてますね!
園内に入るとすぐに園内地図がありました。広い園内くまなく撮影するために一枚ゲットしておきましょう。そして手に入れたばかりのレンズをZ7にFTZ経由で装着です。
長っ!! FTZの分+フードも付けてるからだとは思いますが非常に長いです。
まあ望遠レンズは基本長いものです。長い事はいいことだ!\(^o^)/
つる舎
サバンナエリアの最初にあるのがツル舎。
それにしても一言でツル!と言っても色々な種類がいるんですね~。
ほんと、動物園っていろいろ勉強になります。
鳥舎は金網で囲われてます。とはいえそこは望遠レンズの良いところ。金網ぎりぎりで撮影すれば網の影響を最小限に抑えて撮影することが可能です。完全に影響をなくすことは難しいですが。
金網からレンズ面を少し離して撮影
上の写真のように金網の目が浮き出たり、光の方向によっては大量の玉ボケが出たりしてしまいます。
金網の影響を最小限にするには金網ギリギリまで近づいて撮影することが重要です。
下の写真は前出と似たカットですが、金網にギリギリまでレンズを近づけて撮りました。
金網をレンズ面ギリギリまで近づけて撮影
それにしても凄まじい解像度!繊細な鳥の毛一本一本解像しています。
レッサーパンダ と おおかみ
ガラス映り込み対策
ガラスか強化ポリカーボネードでしょうか。レッサーパンダと狼はガラス越しでの撮影です。おっと!!今回すっかり失念していたのがガラス対策。CPLフィルターがあればガラスの反射や映り込みを防ぐことができたのに・・・(T_T)・・残念。
撮影角度によってはガラスの影響を多少は抑えることはできますが、動物園撮影にCPLフィルターは必須アイテムの一つです。私は忘れちゃったけど、皆さんは忘れないように!
レッサーパンダのメルくん
中国狼
狼は左右にいったりきたり動き回ってなかなかうまく撮れず。奥の方で一匹大人しくしているのを撮りました。
ジャガー
こちらもガラス越しでの撮影。しかも暗い中左右に動き回って全然撮れません。普段動き物撮らないのでこういう時に己の弱点が露呈します・・・(T_T)
CPLフィルター持ってくれば良かった!!
モノクロ
アライグマ・アナグマ
こちらは大人しいアナグマ種。
ガラス越しでの撮影ですがこのサイズで見る限りしっかり解像してますね。ただ等倍で見るとやはりガラスの影響はやっぱりわかります。
テレコン
遠いトラ・・
遠くで寝ているのはアムールトラ。いわゆるトラです。
ちなみにスタンダードズームのテレ端70mmでこんな感じ。遠っ!!
300mm
300mmでもちょっと物足りないですね・・・。
こんなときは!!
テレコン(テレコンバーター)!!(○えもん風)
今回は1.4xを用意しました。
早速撮影! 「テレコンなし」と比較しましょう。
テレコンのおかげでぐっと被写体に寄れました。
最新は3型ですが2型がお買い得でオススメです!
「テレコン」それとも 「DXクロップ」
考えて見れば、クロップすればテレコンいらんやん! と思いました。
もちろんクロップすれば画素数は落ちますが フルサイズの4575万画素のZ7。DXクロップしてもまだ1900万画素です。Z50が2088万画素ですから、通常使用では全然問題ないですね。
もっと寄りたいときに
!! なんと DXクロップのほうが寄れるし画質もこのサイズで見る限り全然問題ないですね。
テレコン買う必要なかったな~・・・(T_T)
そうだ!2つ合わせれば良いんだ! ということで
そこでさらにテレコンを付けた状態でDXクロップしてみます。
300mm x1.4(テレコン)x1.5(DXクロップ)=630mm
おお!!\(^o^)/ ググぐぐッ!とトラに近づけました!!
とらもどことなく嬉しそうですね!
テレコンxDXクロップバンザイ!!\(^o^)/
望遠ならDX機!
なるほど望遠に強いDXと良く言われますがその意味を実感しました。
ZミラーレスでDXといえばZ50ですか・・。もしくはZFC? Z30?
ちょっとレンズに対してボディ小さすぎますよね〜?
今こそD500!!
「Zは画質は良いんだけどメカとしての満足度はやっぱり今ひとつ・・・」
そんなあなたは今こそD500はどうでしょうか?
復権Fマウント(^o^)、復活DX!!
え!D500 安っ!!! 中古とはいえこんなに安いのか・・・。
あ〜高速ミラー最高!! パタパタパタパタパタッッッッッッ!!!!!
もうポチりそう・・。
ライオン
1.4 テレコンを装着したままライオンの撮影です。
こちらの画像もガラス越し(しかも大夫汚れている・・)
なるべく汚れの少ない所から撮影しました。
寒くて眠そうなライオンたちですが、若干画像も眠いのはガラスの影響です。
ガラスなし
少し歩くとガラスのない場所から撮影可能でした。
ちじれた毛の一本一本も解像してますね。めっちゃ寝てますけどね・・・。
眠い・・・
鷲
テレコン外して猛禽類の撮影です。
遠目にいる比較的小さな被写体の撮影に300mmは絶大な威力。もちろんこのワシも金網越しからの撮影なのですが、ほとんど金網の存在を感じずに撮影することができます。流石の300mmです。
キリンとエランド
キリンとエランドのいるサバンナエリアは広いので撮影ポイントは何箇所かあります。
動物自体も移動するので一箇所で粘らず動き回って撮影するのがオススメです。
最初撮影したこの場所では柵が写ってしまいました。
移動した次の撮影ポイントでは柵も映らず、より良いアングルで撮影できました。
下の二枚はテレコンx1.4仕様で別の撮影ポイントで撮りました。
逆ズーム
ズームで画角が調整できない単焦点の300mm。構図を変えるには自分で動くか、被写体が動くしかありません。でもそれはデメリットというよりメリット!
ズンズン近づいてくる被写体を追っているうちに思わず素敵な写真が撮れることもありますよ。
こちらもテレコンx1.4使ってます。どんどん近づいてくるエランドにテレコン外す間もなくひたすらシャッターを押し続けた結果ドアップの最高の表情が撮影できました\(^o^)/
サイ
Z7+300mm f/4E PF
ホッキョクグマ
チンパンジー
まとめ
300mm f/4Eで動物園がアフリカに
動物園、写真を始めた頃、大昔に行きました。
もちろん当時のレンズはキットレンズ。その時はシャッターを押すだけで満足していたので
それなりに楽しかった記憶があります。でも
しかし今回300mm f/4Eで撮影していると、もう世界がまったく違いました。
もちろん檻や金網越しからの撮影がメインになるのですが、300mmの圧縮効果で多くはそれら障壁を感じることなく撮影に没頭できます。そしてそこには鋭い目や嘴、牙、爪、そして鮮やかな体毛、これまで肉眼では見ることのできない世界がそこにありました。可愛いだけでなく、間近にみる動物の迫力に恐怖さえも覚えました。
レンズ軽いと心も軽い
それにしてもこのNIKKOR 300mm f/4E PF ED VRの軽いこと、軽いこと!\(^o^)/
広い園内を動き回りながら撮影するのにこの軽さは本当に助かります。
しかもVRの効きが半端ないです!。300mmを手持ち、しかも手ブレを気にすることなく撮影できるのは本当に快感です!
テレコンは・・・いる?
300mmに慣れてくるともっと寄りたい!という欲望がふつふつともたげてきます。
そんなときにこそテレコンを使いましょう!
現行Nikonには1.4倍・1.7倍・2倍と選択肢が3つあり、なおかつⅠ型からⅢ型まであります。
(1.7倍はⅡ型のみ)。中古市場には豊富にⅠ/Ⅱ型のテレコンが溢れているので、まず手始めにはⅡ型の1.4xがオススメですよ。大体2万円前半で手に入ります。今回は一応Ⅱ型にしましたが、Ⅰ型も使用可能です。Ⅰ型の1.4xなら1万以下で購入可能です。
倍率1.4とはいえ300mmと420mmではかなり違います。
しかもDXクロップを加えれば換算630mmの超望遠!
より一層被写体を間近に捉えることができます。
画質劣化も全く問題なしです!
一点だけデメリットとしてはちょっとだけ重量が増すこと(約200g)。テレコン小さいんですけどね。まさにこれはぎっしり詰まったガラスの重さ! 信頼の重さですね。
単焦点300mmが420mmにさらに画角アップ!
標準(域)ズームは不要
動物を撮る!という強い目的がある場合標準ズームレンズ(24-70mm)は役に立ちません。
被写体がかなり近くにいる場合を除いて単焦点の85mmでも完全に役不足。
望遠ズームもしくは150mm超の単焦点レンズ意外は出番がないと考えて間違いありません。
今回Z70-200mm f/2.8 VR Sも使ってみようか、と思ったのですがやめて正解でした。
確かにじっくり構図を決めてズームで微調整しながら撮影する風景撮影などに望遠ズームは便利です。しかし常に動き回る動物を撮影するのにズーム機能は逆に撮影に迷いを生じさせる要因になるでしょうし、結局遠くの被写体を撮るのには望遠端付近180-200mm 以外使うことはないでしょう。
やっぱりレンズは単焦点だぜ
ズームも便利ですけどね! 300mm f/4E+14xテレコン
まだまだFマウントは現役続行!
Zの望遠レンズが充実してきましたが、まだまだ高値の花。望遠・超望遠デビューのカメラマンさんたちには是非値段が手頃になったFマウントの望遠・超望遠レンズをオススメしたいです。
もちろん一番のオススメは今回紹介した300mm f/4Eですが、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは100,000円切ってのバーゲンプライス。しかもあの憧れの328!もショップによってはお値段半額30万(キタムラ中古)!
300mmじゃ物足りない? ではこちらをどうぞ!
これも全てZシステムに移行する方のおかげ!
Fマウント中古市場が盛り上がっているおかげですね!
しかし、このお買い得ブームもいつか終わりがきます。Fマウントレンズの供給が少なくなってくると、欲しかったレンズが急に値上がりすることも良くあります。この時を逃してはいけません!
コメント