春といえばポートレート!
季節は春!春といえばポートレート!
さて中望遠のポートレートレンズといえば85mmが定番であり王道。特にZレンズのZ85mmf1.8sの開放からビシバシ決まるシャープかつとろけるボケはZレンズでポートレート撮ってて良かった!と撮影のたびに嬉しくなっちゃいますよね!
・・・ですが
何か忘れてない?
おっと!大事なレンズを忘れていました!!
Nikkorの大口径中望遠レンズnikon105mmF1.4e です。
その描写はまさに神! これを使わずしてNIKONのポートレートレンズを語るなかれ!
最新のZレンズの描写は一度味わったらもう手放せないし、105mmF1.4の開放のボケの美麗さは何物にも替えがたい・・・・
あ〜どっちの中望遠レンズも使いたい!!一体全体どっちがいいんだ〜!!
・・と悩んでりうのは時間の無駄なので両方持って比較してみることにしました。
Zユーザーでこれから中望遠ポートレートレンズ購入を考えている方、ぜひご参考にしてください。
重量・取り回し
いくら描写が良くても「重くて持てん!・・・(><)」
とならないように購入前に確認しておきましょう。
Z85mm f/1.8S 外観と重量
Z7 | z85mm f1.8s | 合計重量 |
675g | 470g | 1145g |
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 外観と重量
Z7 | FTZ(1) | 105mf1.4e | 合計重量 |
675g | 135g | 985g | 1795g |
85mm f1.8sはボディと合わせてわずか に1.2kg 以下。
それに比べて105mm f1.4e はFTZ含めて1.8kg と中々の重さ。
軽さが正義!の方は85mm でもう決まり!ですね。
重量だけで判断するべからず
とはいえZ7+105mmf1.4E の組み合わせ、確かにスペックだけ見ると重いのですが、実際に使っているときはそんなに「重い・・( ´Д`)y━・~~」と感じたことはないです。
あとパッと見た感じ、ずんぐりとして持ちづらそうな感じですが、実はFTZのくびれの部分に丁度支える手が収まって、なんともこれが非常に持ちやすいんです!
持っている時のずっしりとひやりとした筐体の感触・なんともいえない充足感があります。これはZレンズのプラ筐体には出せない味わい。
描写には直接関係ないかもしれない要素ですがこれはこのレンズを使った人にしか分からない細やかな喜び。それにこの重量があらからこそぶれない、安定した構図が作れるのです・・・
というのは判官贔屓かな?
撮影地
撮影は桜のメッカ、大阪の毛馬桜宮公園。ポートレート撮影で人気のロケーションです。
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 開放 で撮影。
被写体様紹介
ブログ初登場のHISANAちゃん。スラッとした高身長!歯にクールな表情と歯に噛む笑顔のコンビネーションがなんとも素敵な美人さんです。
では早速両レンズで撮影しましょう!
桜ポートレート
桜の枝の間に立ってもらって撮影します。まずはz85mm。
カメラプロファイルは camera portrait v2, ホワイトバランスは 自然光AUTOで撮影。
Z85mm f/1.8S
同じ場所から
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
105mmは85mmに比べて一歩踏み込んだ画角になります。
次は縦構図で比較。
Z85mm f/1.8S
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
85mm と105mm どちらの画角が好きですか?
金網でボケ比較
両レンズのボケの違いがわかる良い感じの場所がありました。
被写体が占める割合が同じようになるように、105mm撮影時は少し離れて撮影しています。
まずはZ85mm。 Z85mmはすべて開放F1.8です。
Z85mm f/1.8S
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
当然105mmF1.4の方がボケ量は多いですね。
では次はF1.8同士で比較して見てみましょう。
縦構図
横構図
こうしてF1.8同士で比べてみても、焦点距離の違いはあるにしても105mmのボケは本当にきれいですね。
再び桜:瞳に接近
クローズアップ撮影です。瞳AFで目にピントをあわせて撮影。
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
勿論Fマウントレンズ(G-Eタイプのみ)もFTZを介して瞳AF可能です。ただAFでスピード、正確性はZレンズに及びません。ただFマウントもGタイプよりはEタイプの方が体感的に瞳AFが正確に機能している感じがしました。
撮影画像を検証していくと(あくまでも私の技術と体感に基づいての意見ですが)
Zが9割に対して105mmが7割ぐらいの正確性といった感じでしょうか。
瞳AFの精度と確率を極めたいのならZレンズで間違いないでしょう。
自由作例
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
まとめ
軽快・確実・鉄板 間違いない選択のZ85mm!
ZボディとZレンズの組み合わせはもう完璧。AFスピード、瞳AFも微塵も迷うことなく、色のり、コントラスト、後処理のしやすさなどもう何の不満もありません。
しかも軽い!下の写真は左手で桜の枝の位置を調整して前ボケを作って、右手だけで撮影していたのですが、こんなことができるのも軽量なボディとレンズの組み合わせのおかげです。
Zで使うことでその真価が発揮される 105mm F1.4E
ボディ内手振れ補正、そして眼AFを使うことで、これまでは105mmという本来なら手ブレに気を使う焦点距離が一気に身近なものになりました。ボディと合わせて約1.8kgという重量さえ気にしなければ、被写体にグッと一歩寄れるこのレンズ、まさにポートレートの神。ポートレートを撮るために存在する神レンズではないでしょうか?
墓場まで持っていくなら・・・
どちらのレンズを選んでも描写に間違いありません。
ただ私が両レンズを使った撮影後に感じる満足感、得られる充実感、(そして疲労感)は常に NIKKOR 105mm f/1.4E ED です。もし、どちらかしか選べない 状況になったら私は間違いなく 105mm を選ぶでしょう。
おまけ
便利なレフ板を紹介
ポートレート撮影で必須のレフ板。でもカメラマン一人の撮影だとなかなか使うのも面倒なんも事実。そんな方に強い見方がこのレフ板 ハロコンパクトリフレクター。
フレームには1/4インチネジ穴を備えたハンドグリップが搭載してあるのでマジックアームやマルチクランプと組み合わせると手摺りや木の枝などにも取り付けることができます。私は軽量なライトスタンドと組み合わせて使ってます。
使わない時は非常にコンパクトになってカメラバッグの中でも場所をとりません。
お勧めです!
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