さよなら z50mm f1.2s 

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

究極ポトレレンズNIKKOR Z 50mm f/1.2 S を手放すかもしれない7つの理由

究極の写り、最強の50mm レンズのNIKKOR Z 50mm f/1.2 S。
ちょっと稼働率が落ちてきたので思い切って手放してしまおうか(売却検討)と思案中です。

実は今使っているNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは3代目。
これまで既に二回買って二回手放しています。(すべてキタムラ中古美品

三度目の正直として購入した神レンズ、しかしまた手放すことになるかもしれません。

私はこれまでこのレンズに関してはポジティブな事しか書いてきませんでしたが、今回はマイナス面にクローズアップしてみます。ちょっと今回はネガティブレビューになりそうなので購入を検討している方は読まないほうが良いかもしれません・・。 

興味のある方だけしばしお付き合いください。

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理由1:なんといっても重いんです

はい、重いです、このレンズ。

レンズ単体で1090g! 軽量ミラーレスのZボディが完全にスポイルされる重量感。
ちなみにFマウントの大三元標準レンズNIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRが1070gです。
「重いを想いに変えてシャッター切ろう!」とは思うのですが、やっぱり重いものは重いです(T_T)

モデルさんでも軽々!っという訳にはいきません・・・

撮影終了翌日にくる筋肉痛
撮影開始序盤はいいんですよ。最初はまだ体力ありますからね。
その重さがボディブローのようにジワジワとこたえてくるのは撮影後半です。
レンズを支える握力もなくなってプルプルと震えてきます。
まあZボディのVRが強力なのでこまかな震えはあまり問題になりませんけど(T_T)
(筆者40後半です(泣))

重いんだよね〜・・・

もう撮影終了帰宅後はまず腕に湿布です。
撮影前に腕にキネシオテープ貼っておくと良いよ〜と整骨院の先生に教わりました。
まさにスポーツ!このレンズを使いこなすには相当の覚悟と筋肉量と湿布が必要です。

さらに重量バランスとグリップ感を高めるためにZ用クステンショングリップ も使っているので150G アップです。これで筋力アップ間違いなし\(^o^)/(でも怪我には気をつけて!)

この重さに耐えられる若くて屈強なポトレ戦士には苦にもならないのでしょうが「軽いが正義」がMottoの方は絶対に手を出してはいけない重量級レンズです。

おすすめ機材

重いレンズのカウンターバランスとして拡張グリップを使うことがおすすめ。どうしてもトップヘビーになりがちな重量級レンズ使用の際にはぜひ使いましょう。その分更に重くなるんだけどね・・

理由2:結局の所50mmなんですよ

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S/ f1.3 で撮影。構図・背景・前ボケ。ちゃんと考えて撮らないとアカンですよ。

「写真の基本は50mm」
とは良く聞かれる言葉ですけど、ポートレート撮影で一番使いやすいのは やっぱり85mmですよね?
まあ、このあたりは 個人差や撮影スタイルによるところが大きいと思いますが。

・・・正直言うと、私50mm ってちょっと苦手な画角です。

85mmのようは圧縮効果は期待できず、かといって35mmほど周りの情景も写り込まない・・
私の拙いポートレート撮影のレベルではまさに凡作を量産しかねない画角なんです(T_T)



腕が問われる50mm

50mmは85mmと違って背景の整理に気を使う必要があります。

35mmまで行くと逆にほどよい歪が写真を面白くしてくれるんですが、50mmはそうもいかず・・
その分上手に背景が整理されて構図が決まると印象的なポートレートが撮影できるのも50mmの魅力でもあると思うのですが・・。

ボケ量だけでいうと中望遠クラスのNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sですが画角は50mm。ポートレートで使いやすいのはやはりNIKKOR Z 85mm f/1.8 Sもしくは神レンズ105mm f/1.4E EDだと思うのです。

「あなたに使いこなせるのかしら?」 ひっ!すいません(T_T)

理由3:NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sが良すぎる

Zボディと颯爽に同時発表されたNIKKOR Z 50mm f/1.8 S。NIKKOR Z 50mm f/1.2 S の影に隠れてしまった感がありますが、正直凄いレンズです。なにしろ開放f1.8からのキレのある描写。背景ボケでいえばF1.8でも正直充分・・というかこれぐらいが絶妙かもしれません。

こちらの写真は Z 50mm f/1.8 S. F1.8開放で撮影

以前夜景ポトレでNIKKOR Z 50mm f/1.8 SとNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sを同時に使い比べたことがあります。確かに被写体の浮き立つような立体感はNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sに軍配があがるんですけど、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sも、それはもう十分すぎるほどの立体感・解像度なんですよね。
薄暗い自然光で撮るならf1.2の明るさは最強ですが、結局外付けフラッシュ使うような状況ではF1.8で充分です。しかもなにかと荷物の増える夜景ポトレ。そんな時でも小型軽量NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sは余ったカメラスペースにポイっと入れておくことができます。

ポトレだけではなくて街角スナップ、風景撮影に何でも使えるのがNIKKOR Z 50mm f/1.8 S。
いまではかなり値段も熟れてNIKKOR Z 50mm f1.2sの3分の1以下。ぜひ使ってみて欲しいレンズです。

理由4:常にf1.2 で撮りたくなる

NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは開放F1.2からビシって切れの良い描写です。
もちろんピント面はシビアですが、瞳AFもあるしピント合わせで困ることはないでしょう。

ただそれ故に常に開放F1.2で撮りたくなるんですよね。
だってそのために20万円超払ってるんですよ!

だってそのために1kg超なんですよ!

開放F1.2 で撮らないと勿体ないじゃないですか!(貧乏性:(T_T))

ということでとろけるとろとろ背景の写真を量産してしまうんですよね。
しかもこのボケが美しいのなんの!

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S でクローズアップするとこの背景! もうそこは被写体以外はトロトロメロメロのとろける世界です。

絞りたい・・・けど絞りたくない

とはいえある程度背景情報は残したい。
ということで最近はf1.8ぐらいまで絞って撮ることもあるんですけど〜・・・

そうなるとNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sで良くね?
っとなるわけです。

脱背景ボケポートレートを掲げる私として、このNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sはまさに魔性のレンズとなっているわけです。

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S・開放 F1.2 で撮影。浮きだつ被写体!これCG? と疑いたくなるほどのボケ背景!ここはどこ!
どこでも良いじゃん(^o^)

理由5:なんといってもでかいんです

私の所有レンズの中ではNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sを除いては一番のでかさ。
もう一般人が見れば望遠レンズと見間違うサイズ感です。

「大きいことは良いことだ!」っていつの時代やねん(-_-;)

ミラーレスでボディが小さくなっても、結局画質を求めると巨大化してしまうレンズ。
なんか、これ間違ってないか?

「大きくたっていいじゃない・・・」 トワイライトでは圧倒的なアドバンテージ! NIKKOR Z 50mm f/1.2 S, 開放f1.2で撮影。


これ一つでカメラバッグはもうパンパン
もちろん持っていくカメラバッグにもよりますけど、デカくて重いこのレンズ
バッグのスペースをかなり専有します。
もちろん空いたスペースに他の小型f1.8s シリーズも入るんですけどね・・
「入ると運べる」は別問題
レンズ購入前にカメラバックに十分なスペースがあるかご確認を!

フードもデカイ!
暗闇に浮かぶ圧倒的な存在感・・・・

それにしてもこのNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sのフードのでかいこと! 
50mmレンズでこれってちょっとでかすぎるだろ!しかしこの巨大フード実は大変役にたっているのです。私は保護フィルターは基本つけない派。折角の超高性能レンズ。無駄なガラスはどんなに高性能な保護フィルターもつけたくありません。そこでレンズ保護に利用しているのがこの巨大フードです。どんなに乱暴に扱って壊してもお値段も安くて良心的! ガンガンぶつけてレンズ保護に活用しましょう。

理由6: スタジオ撮影向き?

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S/ f2.5で撮影。

常に機材を持ち歩く必要がある屋外ポートレートと違って
スタジオや室内でのポートレート撮影では「重い」が問題になることはあまり問題にならないでしょう。歩き回る必要もないですし、疲れたらカメラを置けば良いだけですしね。

それに自然光を利用したハウススタジオなどを使ったポートレートは F.12の明るさが強力な武器に
なること間違いなし!

もちろんライティング撮影でもその圧倒的な画質はもう一度味わうとNIKKOR Z 50mm f/1.2 S以外使いたくなくなってしまいます。

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S  f1.2 開放で撮影

スタジオ撮影が多いカメラマンには絶対オススメのNIKKOR Z 50mm f/1.2 S。
その反面屋外でのポトレ中心のカメラマンにはこの重さがズシリとくるんですよね。

屋外ポートレート中心で使用を考えているカメラマンはローラーバッグの導入を考えても良いかもしれません。ちなみに私は荷物が多いときはシンクタンクのローラーバッグを使っています。

理由7:高額買取の甘い罠

レンズは資産

これまで二度売却してる理由は、実はここにあります。

Zレンズ,特に高級レンズは軒並み買取価格が高額です。特にNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは平均買取価格が180000円。さらにカメラのキタムラ【週末売っ得】 を利用すれば20% 増しで売却することができるので
180,000円x120%=216000円
とかなりの高値で売却できます。
例えば、中古良品を230000円で購入して売却したと仮定しても差額が−14000円
なんと わずかこの値段でNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sが使い放題!
これを期日無期限のレンズレンタル代と考えればめちゃ安くないですか?

しかも購入時にヤフーショッピングもしくは楽天市場のポイントUP時に購入していれば、実質トントン、もしくは+収支になってきます。

桜の季節にNIKKOR Z 85mm f/1.2 Sと撮り比べてはいかが?

この方法だと期日を気にせず好きなだけ
NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sで沢山撮影できて、実質損益0ということになります。
というか、撮影した画像が残るのでもうプラスしかないんですよね。

もちろん初期購入資金は必要になりますが(もしくはショッピングクレジットで60回の無金利ローン\(^o^)/)
NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sの価格がネックで購入に踏み切れない方は、とりあえず
買って、試して(満喫して)、そのうえで売却しても、実は得しか残らない・・・
分割払いの方はローンは残るのでご注意
まさにレンズは資産・神レンズは資産価値としても神資産なのです。

結論:さよならNIKKOR Z 50mm f/1.2 S ・・・・?

来襲!新たな: NIKKOR Z 85mm f/1.2 S

先ごろ開発発表されたNIKKOR Z 85mm f/1.2。そしていよいよ発売日が正式決定!!

なんと2023の桜の季節にドンピシャと合わせてきました!
価格は店頭予想価格は税込40万5,000円と予想通りの良いお値段・・((T_T))

・・となると先立つものが必要!ということで
先に言いましたが高額売却確定のNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sがドナドナ候補になってきます。
(追い銭は必要でしょうが・・・)ということで・・

さよならNIKKOR Z 50mm f/1.2 S! こんにちはNIKKOR Z 85mm f/1.2 S \(^o^)/

・・・と行きたいところですが、ここまでNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sで撮影した写真を見返して
あ〜やっぱりこりゃ神レンズだな・・NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sとは全然違うよ〜・・これはやっぱり手放す訳にはいかん(;^ω^)

前ボケ、後ボケ、これはもう神ボケ! このレンズを初めて使ったときの感動が蘇って来ました!


デカくたって!重くたって!良いじゃないですか!

疲労感も吹っ飛ぶ描写! 

ボケに頼って何が悪い!!

レンズは資産!資産は使ってこそ意味がある!!

重いを想い’に変えてシャッター切ろう!!\(^o^)/

ということでNIKKOR Z 85mm f/1.2 s が発売されたら速攻購入して NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sと比較ブログ書くぞ!! 

それまでジム行って体力つけとかないとね!(*^^*)。 

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